日臨技総合監理検査技師制度 平成24年度認定管理検査技師コース 始動

 去る、平成24年12月15日(土)および16日(日)の両日、日本臨床衛生検査技師会館にて認定管理検査技師コースの集合研修が開催されました。

 このコースでは、臨床検査部門の管理運営に携わることができ、医療機関のリーダーとなり得る資質を持った臨床検査技師を認定することを目的として、マネジメント能力を育成を通じて、日常遭遇する問題や業務管理法に関する基礎知識を講習します。

 本制度は初年度ながら、47名の受講申し込みがあり、北は北海道から南は鹿児島県まで全国から43名が二日間の集合研修に参加しました。

 第1回は『管理運営の基礎』をメインテーマとし、1日目は経営学概論、医療保険の仕組みや病院運営・経営方針の考え方など4つの講義を聴講し、活発な質疑も交わされました。第2日目は午前の2つの講義に加え、午後からは"演習・課題討論"として『検査部門の経営方針』をテーマにして、3時間に渡って演習を行いました。

 まず個人ワークとして各自の考えをまとめた上で、グループ討論形式で自分の考えをグループメンバーに説明する能力を検証しました。更に、グループ毎に経営方針をまとめる課題を通じて、相手の意見を聞き自分の考えを伝えることを学びました。最後に各グループの考えを発表して、幅広い考え方を知識として共有することができました。

 集合研修は、受け身の講義にとどまらず積極的に考え意見を伝える能力を育成・定着することに寄与し、開催の意義は大きいものでした。

 第2回は、平成25年4月20日(土)から21日(日)に開催されます。

(担当執行理事 萩原三千男)

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その他 | 2012.12.18
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