コンゴ民主共和国で技師育成に従事する石田勝子技師と面談

石田技師と

9月30日
 アフリカのコンゴ民主共和国で、臨床検査技師の育成・教育に従事している石田勝子さんが支援団体の方々と共に来館されました。

 石田さんは宮城県出身で、東北大学医学部付属衛生検査技師学校をご卒業後、帯広での病院勤務を経て、フランスやベルギーで熱帯医学を修学されたそうです。その後、コンゴに渡ってキリスト教系の病院で検査技師の育成に係わるようになり、以後39年の長きにわたって今日まで活動を続けておられるそうです。

 石田さんが活動している地域はケニアに隣接する地域のため、金をはじめとする豊富な地下資源の争奪を巡り、武装勢力の蜂起や外国兵の侵入が絶えないなど、治安も衛生状態も最悪のところだそうです。石田さんも暴徒に襲撃され負傷したこともあるそうです。

 マラリアで4回寝込んだと淡々と語る表情の中に、使命感に満ちた半生を支えた強い精神力を感じました。毎年日本に里帰りしているとのことです。来年の再会を約束してお送りしました。

参考ホームページ

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/rdcongo.html

会長:宮島喜文

会長便り | 2013.10.28
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