pipette_vol14_winter_2017
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10病棟で実践している取り組み病棟で臨床検査技師が行っている業務は、❶採血❷翌日の採血管準備と患者への検査説明❸医師・看護師へ異常値報告と特殊検査の説明❹血ガス、骨髄採取、生検等ベッドサイドでの介助❺病棟と検査室間の患者搬送❻感染症管理❼心電図❽糖尿病療養指導❾検査に関する物品管理❿病棟、検査室等からの問い合わせ対応⓫栄養サポートチーム⓬乳腺疾患チーム⓭乳がん患者会の参加・講義⓮看護部勉強会の講師(検体、輸血、心電図等)⓯輸血療法委員会⓰地域の乳腺疾患フォーラム(実行委員)⓱検体採取(インフルエンザ・マイコプラズマ・溶連菌等)等この他にナースコール・面会者対応、入院準備等の業務もある。臨床検査技師は、最も検査件数が多い一般病棟に配置している。検査技師が病棟で仕事するまでの経緯当院で病棟検査技師が誕生したのは平成17年。当時は看護師不足から病棟業務の激務が続いており、病棟クラークを探していた。検査科では、産休補助だったパート職員が継続雇用を希望しており、看護部と交渉した結果、所属は看護部で、臨床検査技師の業務以外も行うことで病棟検査技師が誕生した。看護師からの取り組みへの評価⃝検査に関して不明なことはすぐに解決できるのでミスが減った。⃝状態の悪い患者の検査結果を迅速に医師に連絡してもらえるので、医師は早急な対応が図れるようになった。⃝検査科への問い合わせが減った。⃝看護師は異動や不規則な勤務があるので、患者や病棟の情報は、病棟検査技師のほうが詳しい場合がある。 臨床検査技師栄養サポートチームによる病棟回診臨床検査技師(中央の女性)と他職種のスタッフ病床数237(一般病床99、回復期リハ病棟59、療養病棟39、地域包括ケア病棟40)診療科数12 一日平均外来患者数約300検査技師19名(職員18名、パート1名) 施設内検体検査数 約800/日生理検査は超音波や脳波に加えて睡眠時無呼吸症候群の検査(PSG)も行っている。医療技術部は臨床検査科(19名)放射線画像診断科(10名)、ME科(9名)の3科構成。社団医療法人養生会 かしま病院(福島県)

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