Pipette Vol.16 Summer 2017
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12JAMTトピックス「臨床検査技師」って? 季刊誌 ピペット 発行月 平成29年7月 Vol. 16 夏号 発行元 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会    〒143-0016 東京都大田区大森北4-10-7電話:03-3768-4722 FAX:03-3768-6722pipette@jamt.or.jpJAMTとはJapan Association of Medical Technologistsの略です。昭和27年に日本衛生検査技術者会という前身組織が設立されて以来、65年の歴史を有する職能団体です。★本誌を施設内のコーナーに常置して来館者の方に無料領布いただける施設を募集中です。http://www.jamt.or.jp/books/pipette/本誌のバックナンバーは電子ブックでお読みいただけます!ムラコニミ★臨床検査技師の国家資格と認定制度臨床検査技師は国家資格取得者です。医師などと同様に国が法律の下で資格を与えた医療従事者です。勤務先は病院、クリニック、検査センターなどのほかに、医療機器メーカーや製薬会社などで働いています。国家資格は持っていますが、それだけにとどまらず、日々、移り変わる医療情勢の中、より専門性を高めた認定資格を取得するよう努めています。専門分野別に10種以上の認定資格が設けられてきています。臨床検査技師の国家資格(免許)を取得した後にも、各分野のスペシャリストを養成するために、日本臨衛生検査技師会は専門学会と共同し、多くの分野において認定技師制度を設けて、日々、卒後教育に力を注いでいます。(N)一般社団法人日本臨床衛生検査技師会は、在宅医療への取り組みを積極的に進めています。●在宅医療と臨床検査社会の様相の変化とともに、日本の医療は「病院から地域へ」の転換を加速させつつあります。この時流を踏まえ、〝在宅医療と臨床検査〟に焦点をあてた書籍『在宅医療チームのための臨床検査』が、平成28年7月に臨床検査関連団体で構成する臨床検査振興協議会より発刊されました。日本臨床衛生検査技師会もこの編集に関わり、検査関係者はもとより他職種、さらには一般の方にも在宅臨床検査の現状を見ていただきたく、在宅医療の現場についてまとめています。本書は在宅医療における現有の臨床検査、とくに検体検査関連事項を概観することを目的として、主に検体検査について取り上げていますが、在宅医療の実践においては、生理機能検査が活躍する場面も多くあります。在宅医療という環境で、どのような臨床検査が求められるかは、検査の専門家としての立場から、今後とも検討を続けてまいります。※前11ページではクリニックでの臨床検査技師の活動をご紹介しています。在宅にて臨床検査を実際に受けた人からのアンケート結果(同書44ページ図4─8)必要68%ある程度30%臨床検査の必要性不要2%監修:臨床検査振興協議会定価(本体2,000円+税)B5判/81頁/2016年7月刊在宅医療の 現場でも活躍

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