Pipette Vol.18 Winter 2018
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12JAMTトピックス「臨床検査技師」って? 季刊誌 ピペット 発行月 平成30年1月 Vol. 18 冬号 発行元 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会    〒143-0016 東京都大田区大森北4-10-7電話:03-3768-4722 FAX:03-3768-6722pipette@jamt.or.jpJAMTとはJapan Association of Medical Technologistsの略です。昭和27年に日本衛生検査技術者会という前身組織が設立されて以来、66年の歴史を有する職能団体です。★本誌を施設内のコーナーに常置して来館者の方に無料領布いただける施設を募集中です。http://www.jamt.or.jp/books/pipette/本誌のバックナンバーは電子ブックでお読みいただけます!ムラコニミ★認定心電検査技師認定検査技師 Vol.2病院やクリニックで行われる循環器関連の検査には心電図検査、トレッドミル検査、ホルター心電図検査などがあります。検査を行うには国家資格が必要で、医師、看護師、臨床検査技師が行うことができます。「認定心電検査技師」は、心電図に関する基礎知識から記録技術、判読能力、報告まですべてにおいて責任が持てる検査を担当します。より高度な技術と専門知識を兼ね備え、患者さんを直接検査する部門として医療安全の充実とともに医療機器安全についても熟知しています。検査中の予期せぬ出来事に対しても慌てずに対応できる知識を持ち合わせており、検査データの質の確保に必須な技術習得のみならず、臨床の求めに応えられる臨床検査技師として日々自己研鑽を行っています。(N)認知症への対策は、差し迫った国家プロジェクトとされています。日本臨床衛生検査技師会は「認知症予防のための検査」の職能開発に取り組んでいます。●「認知症予防のための検査特集」号 当会の発行する学術ジャーナル誌『医学検査』は創刊から66年の歴史を有しています。平成29年9月、『医学検査』の特集号として「認知症予防のための検査特集」号(2017―J―Stage―2号)をデジタル出版しました。認知症の早期発見や予防に必要な各分野の検査概論を臨床検査技師が執筆して掲載するとともに、巻頭言では認知症患者への対応についても解説しています。この特集号は、Web上で公開されており、当会の会員のみならず、一般の方も閲覧できます。また、当会の認定認知症領域検査技師制度における指定テキストにもなっています。●平成29年度認知症対応力向上講習会事業認知症予防のための検査に、受診者と対面で行う神経心理学的検査があります。当会では、このうち認知症スクリーニングで使用される代表的な検査(MMSE、HDS─R、物忘れ相談プログラム、ADAS、TDAS、道路交通法認知機能検査)の講習会を都道府県単位に開催する事業に着手しました(後援:厚生労働省、一般社団法人日本病院会ほか)。この講習会を通じて、神経心理学的スクリーニング検査を担当できる臨床検査技師を大幅に増やして、ニーズに応えることを狙いとし、平成30年度までの2年間取り組みます。講習会事業は当会(略称JAMT)と各都道府県臨床検査技師会が主催し、専門学会である日本認知症予防学会(浦上克哉理事長。略称JSDP)に共催いただいています。受講修了者には修了者バッジを付与します。神経心理学的検査も担当「心」という漢字で「笑顔」を表現しています。https://www.jstage.jst.go. jp/browse/jamt/66/J-STAGE-2/_contents/-char/ja/

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