Pipette Vol.21 Autumn 2018
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●グッジョブ・技師のお仕事ゲスト 齋藤 孝7●前置きとして もしコミュニケーション部というものがあったら、こういうトレーニングをしたらいいんじゃないかと思って、私はいろいろな本を書いてきました。●事前準備 コミュニケーションの前に、相手と「意識の線を張る」ことが大事です。アイコンタクトしたり、意識のシャワーを浴びせて、関係性を作りましょう。●笑いは万国共通 笑いは文脈で起こりますから、上手に笑える方は話をよく聴く方です。●肩甲骨を回す 肩甲骨が硬いと笑いにくいです。今日は部活動だから、大きめに笑いましょうね。●リアクションは大きく 人の話を面白そうに聞くには、「軽く驚く」ことです。これも「技」なのです。「へえ~」でいいのです。仮に繰り返しの同じ話でも「へえ~」が大事です。「は~」「ほ~」というあいづちも有効です。必ず身体も動かして驚きを表現しましょう。●上機嫌が大前提 軽く2、3回ジャンプしてみましょう。上機嫌になれます。逆に、臍せい下か丹たん田でん(へそしたのつぼ)を意識して長く息を吐くと、気分が落ち着きます。●3つのコミュニケーション力①雑談力 自分の好きなものをマップにして用意しておきます。相手の好きなものに合わせた雑談は、人間関係を温めます。②伝達力 意味を的確にやりとりします。正確な理解のためには、復唱することが有効です。③クリエイティブなコミュニケーション力 自分のアイデアを伝えることで、新しい意味が生み出せます。本日の部活動★自分の好きなもので盛り上がったら拍手しましょう。話の中で必ず相手の名前を2回は呼びましょう。★自分の相談事を相談してみましょう。★本日の講演要約を相手に伝えてみましょう。★共通のお題についての自分のアイデアを相手に伝えてみましょう。初対面同士での練習まず、2人1組になります。必ずジャンプ握手ハイタッチして、練習開始です。

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