Pipette Vol.5 Autumn 2014
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12JAMTトピックス 一般社団法人日本臨床衛生検査技師会は、各都道府県臨床検査技師会および関連団体などと連携して、東日本大震災における支援活動を行いました。今後も大災害時には臨床支援を行っていきます。●臨床検査機器および検査試薬の提供福島・宮城・岩手の各県臨床検査技師会、関連団体および行政と連携し、沿岸部の被災した病院検査室・仮設診療所へ血糖検査装置、凝固機能検査装置などの機器と検査試薬を提供しました。●ボランティアを医療機関へ派遣被災地の臨床検査室へ臨床検査技師を派遣し、患者様の臨床検査を実施して、病気の診断や治療に貢献しました。また、震災時から休みなく活動している臨床検査技師や医師などの業務負担の軽減をすることができました。●下肢静脈エコー検査避難所や仮設住宅では、運動を行わないことによる深部静脈血栓症(DVT)(別名:エコノミー症候群)の発見として、超音波検査である下肢静脈エコーが大変有用です。被災地でボランティア活動をしている団体(宮城県:石巻ゆいっこプロジェクト、いわてエコノミークラス症候群(避難者血栓症)予防支援の会)へ臨床検査技師を派遣していますが、陽性の被災者が増えていることから、震災後3年を過ぎた今でも継続しています。●甲状腺エコー検査講習会の開催福島県で実施されている県民健康調査の一つである甲状腺検査は、医師、臨床検査技師などの資格者によって超音波検査が行われています。しかし、甲状腺超音波検査は特殊な技術と経験が必要なため、この検査が行える臨床検査技師を育成するための講習会を毎年開催しています。「臨床検査技師って」? 季刊誌 ピペット 発行月 平成26年10月 Vol. 5 秋号 発行元 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会    〒143-0016東京都大田区大森北4-10-7    電話:03-3768-4722 FAX:03-3768-6722JAMTとはJapan Association of Medical Technologistsの略です。昭和27年に日本衛生検査技術者会という前身組織が設立されて以来、62年の歴史を有する職能団体です。本誌名は検査材料などを吸引する検査器具メスピペットに由来し、読者からの声も「吸い上げ」て愛読されるミニコミ誌作りをめざしています。★本誌の閲覧配布にご協力いただける施設を募集中です。上記までお問い合わせください。ムラコニミ★チーム医療と臨床検査技師の仕事(その2)ICT(感染対策チーム)について病院は清潔で安全に配慮された空間ですが、その一方で病院にはさまざまな病原体に感染した患者様が集まるため、衛生管理の取扱いを誤ると、感染症が広がりやすい場所であるともいえます。医療施設では、院内感染を防止するために、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師などがICTと呼ばれるチームを組んで、感染対策にあたっています。私たち臨床検査技師は、主に病原体に関する検査を担当しています。病気の原因となっている病原体を調べるとともに、どの抗菌薬が病原体に対して有効かを分析して、担当医やICTに情報提供を行っています。(U)いわて血栓予防検診支援会検査風景

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