Pipette Vol7
8/8

8JAMTトピックス 法改正により本年4月1日から、臨床検査技師の業務に新たに検体の採取、嗅覚・味覚検査が追加されます。●臨床検査技師の新たな担当業務『地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律(一括法)』により、『臨床検査技師等に関する法律の一部改正』が成立し、平成27年4月1日以降、臨床検査技師が診療の補助として採血に加え、検体採取が追加されます。同時に『臨床検査技師等に関する法律施行規則』の一部改正により、臨床検査技師の業務である心電図や超音波検査などの生理学的検査に嗅覚検査及び味覚検査が追加されます。具体的には①鼻腔拭い液、咽頭拭い液、鼻腔吸引液等を採取する行為、②表皮及び粘膜を採取する行為、③膿を採取する行為、④体表の付着物を採取する行為、⑤綿棒を用いて肛門から便を採取する行為、⑥基準嗅覚検査及び静脈性嗅覚検査(静脈に注射する行為を除く)、⑦電気味覚検査及びろ紙ディスク法による味覚定量検査が実施可能となります。●指定講習会の修了が条件新たに加わる業務を実施するためには、厚生労働省の指定を受けた日本臨床衛生検査技師会が主催する講習会への参加が必要となります。現在、全国各地で指定講習会が開催されており、多くの臨床検査技師が新たに加わる業務についての知識・技術の習得を進めているところです。指定講習会の履修により『安全・安心』が担保された各種検体の採取、嗅覚・味覚検査を行うことができます。検査の専門家である私たち臨床検査技師が検体採取や嗅覚・味覚検査を実施することにより、高い精度の検査結果を迅速に提供することが可能となります。「臨床検査技師」って? 季刊誌 ピペット 発行月 平成27年4月  Vol. 7 春号 発行元 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会    〒143-0016東京都大田区大森北4-10-7    電話:03-3768-4722 FAX:03-3768-6722JAMTとはJapan Association of Medical Technologistsの略です。昭和27年に日本衛生検査技術者会という前身組織が設立されて以来、64年の歴史を有する職能団体です。本誌名は検査材料などを吸引する検査器具メスピペットに由来し、読者からの声も「吸い上げ」て愛読されるミニコミ誌作りをめざしています。★本誌の閲覧配布にご協力いただける施設を募集中です。上記までお問い合わせください。ムラコニミ★チーム医療と臨床検査技師の仕事(その4)消化器内視鏡技師について病院や定期健康診断などで、胃や腸の内視鏡検査を受けられた経験のある方も多いと思います。ここでも多くの臨床検査技師が検査・治療の介助・補助業務に携わり、内視鏡診療には欠かせない存在となっています。検査前の処置や受けられる方の不安を和らげる説明、内視鏡の洗浄や消毒、機器の管理などが主な仕事ですが、臓器組織を採取してその組織の状態(例えば悪性か、良性か)を診断する病理検査は、ほとんどの医療施設で標本の作製は私たち臨床検査技師が行っていますから、内視鏡で見られた臓器の状態や採取されたサンプルの様子などを病理検査の技師と共有することは、診断精度を向上させる上で非常に価値があるものです。近年話題のカプセル内視鏡において、専門知識を持って解析(読影)を担当する認定カプセル内視鏡読影支援技師も、日本カプセル内視鏡学会で昨年度より始まり、多くの臨床検査技師が挑戦しています。(D)上:指定講習会バナー (当会ホームページ上)下:指定講習会修了者バッジ

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です