Pipette Vol.9 Autumn 2015
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8JAMTトピックス 日本臨床衛生検査技師会は、国家プロジェクトに位置づけられる認知症施策に呼応して、認定認知症領域検査技師制度を平成26年に立ち上げました。●新オレンジプランとは 平成37年(2025年)には、認知症の人は約700万人、65歳以上の高齢者の5人に1人となると推計される中、当事者や家族に優しい地域づくりを柱とし、認知症の予防や診断、治療の体制整備などが盛り込まれた「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」が平成27年1月、認知症対策を協議する関係閣僚会議で決定されました。●認定認知症領域検査技師とは 当会では、「認知症予防に関する諸分野の科学的研究の進歩発展」と「その成果の社会還元」を目的とする日本認知症予防学会と共同・連携して、認知症の早期発見・早期治療・予防の分野で臨床検査技師が活躍するための認定制度を構築しました。この認定技師は認知症に関する正しい知識を学んで、チーム医療の一員として認知症への対応に取り組んでいきます。また、臨床検査技師の専門分野である検体検査や生理検査の分野で、新たな技術革新を通じて、認知症のより早期の発見が実現する可能性も広がっています。●意欲的に学ぶ臨床検査技師 第1回の認定制度指定講習会は受講希望者が短期間で満員となりました。また、平成27年5月に開催された当会の第64回日本医学検査学会でも、日本認知症予防学会の浦上克哉理事長を招いたランチョンセミナー(協賛エーザイ)でも会場は満員となりました。本年12月には第2回認定試験も予定されています。「臨床検査技師」って? 季刊誌 ピペット 発行月 平成27年10月 Vol. 9 秋号 発行元 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会    〒143-0016東京都大田区大森北4-10-7    電話:03-3768-4722 FAX:03-3768-6722pipette@jamt.or.jpJAMTとはJapan Association of Medical Technologistsの略です。昭和27年に日本衛生検査技術者会という前身組織が設立されて以来、64年の歴史を有する職能団体です。本誌名は検査材料などを吸引する検査器具メスピペットに由来し、読者からの声も「吸い上げ」て愛読されるミニコミ誌作りをめざしています。★本誌の閲覧配布にご協力いただける施設を募集中です。上記までお問い合わせください。講演する浦上克哉理事長(司会は宮島喜文当会会長)ムラコニミ★チーム医療と臨床検査技師の仕事(その6)栄養サポートチーム(NST)について栄養サポートチーム(英略:NST)とは、病院やクリニックでさまざまな職種の専門スタッフが連携して患者さんの栄養管理をすることで治療効率を上げ、一日も早い社会復帰を目的として組織されているチームをいいます。そのメンバーは医師、看護師、管理栄養士、理学療法関連技士、歯科衛生士などの職種から構成されていますが、臨床検査技師もチームの一員として、検査データの把握と解釈、血液検査を主体とした栄養状態や病態に対する問題提起やアドバイス、感染症に関する情報提供などを行っています。NSTの臨床検査技師は検査室内のみに留まらず、回診などに同行してベッドサイドでの活動も積極的に行っています。(D)

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