臨床検査技師の仕事
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11 MRI(Magnetic Resonance Imaging=磁気共鳴画像診断装置)検査は、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影し、病巣を調べます。脳、脊椎、四肢、子宮、卵巣、前立腺などの病変の発見・診断に有効です。MRI検査 熱画像(サーモグラフィ)検査は、皮膚の表面温度を測定し、末梢循環不全、麻痺による体温の左右差の有無、皮膚疾患や血管腫等の周辺部との温度差などを調べます。体表面の温度差は色の違いで表示されます。熱画像検査 眼底写真検査は、瞳孔の奥にある眼底を眼底カメラや眼底鏡を用いて観察し、網膜剥離、眼底出血、緑内障などの目の病気を調べます。また、眼底の血管は体の中で唯一直接血管を観察できる部位のため、動脈硬化、脳腫瘍などの病気が推察でき、生活習慣病の検査としても有効です。眼底写真検査MRI検査は診療放射線技師のみが行っている。と思われている方も多いと思いますが臨床検査技師業務の1つです。検査前の患者さんの不安をなるべく取り除くため丁寧な説明をいつも心がけています。藤本愛理(医療法人千寿会 道後温泉病院)技師からの一言

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