JAMT 平成29年度 定時総会 招集ご通知
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【第1号議案】平成28年度事業報告及び決算報告について公益目的事業については、臨床検査精度管理調査は3,934施設が参加し、昨年度より41施設が増加した。臨床検査精度保証施設認証は、平成29・30年度認証施設数は471施設(新規申請59施設、更新申請412施設)となった。これにより、継続登録271施設を含めて平成29年度の精度保証施設認証数は前年度より33施設増加し、742施設となった。学術部門については、第65回日本医学検査学会、第32回世界医学検査学会を神戸市において同時開催した。第65日本医学検査学会の参加が4,600名を超え、第32回世界医学検査学会では、わが国を含む34か国の検査技師約1,200名、国内学生・教員900名を含め2,000名を超える参加者があり、成功裏に終了した。平成27年1月から開催している「検体採取等に関する厚生労働省指定講習会」は、平成29年3月末で、3万人以上が受講を終え、修了者には修了証書を交付した。生涯教育の推進については、自己学修支援を目的に「eラーニングシステム」の構築を進め、医療人スキルアップ、病態把握(RCPC)、認定検査技師取得に向けた学修などのコンテンツの作成に努め、平成29年7月頃の本稼働を目指して準備を進めた。法・渉外活動については、平成28年度診療報酬改定に対する実態調査を実施するとともに、平成30年度診療・介護報酬同時改定に向けて、臨床検査振興協議会と共に要望書作成に向けた調査を実施した。また、「検体検査の品質・精度管理に係る基準を定める根拠規定」の新設に伴う医療法、臨技法の一部改正及び検体検査分野の厚生労働省令委任に関する情報収集に努めた。組織強化については、「女性管理職セミナー」「地域ニューリーダー育成講習会」などの開催を継続し、支部学会における養成校学生企画の「学生フォーラム」を開催した。また、「検査と健康展」並びに「支部学会」で中・高生向けの進路支援ガイダンス事業を展開し、臨床検査技師の社会的向上、組織強化に努めた。今後とも 医療情勢、医療技術の急速な進展に対応するため、国が進める医療と介護を主軸に患者を地域で支える「地域完結型医療」を視野に、多職種連携医療の中で、専門性を生かして活躍できる人材育成に取り組むとともに、都道府県技師会と連携し、地域や小規模施設などで活躍している会員のニーズの情報収集に努めた。1.公益目的事業 ~臨床検査精度保証事業・臨床検査精度管理調査事業の推進~臨床検査値の標準化事業を引き続き推進することで、臨床検査の精度向上を図り信頼性の高い検査データを創出し、国民の医療に貢献することを目的とし、各事業を推進している。1)平成28年度日臨技臨床検査精度管理調査   ① 今年度は、3,934施設・3,978件の参加があり、昨年度より41施設増加した。施設別報告書は、8月末にJAMTQCのサイトで公開した。総合報告書は、2月末にJAMTQCで公開、3月初めに総合報告書(CD-R)を各施設宛に郵送した。   ② 日臨技臨床検査精度管理調査総合報告会を平成29年3月4日(土)に「TFTホール1000(東京都江東区)」で開催し、参加者数は561名で活発な質疑応答が行われた。2)臨床検査精度保証施設認証平成29・30年度精度施設認証は日本臨床検査標準協議会と連携して認証審査した結果471施設(新規申請59施設、更新申請412施設)を認証した。前年度より33施設増加し、精度保証施設認証総数は742施設となった。3)臨床検査データ標準化の推進① 平成19年度から実施している臨床検査データ標準化の実施内容を総括し、今後の事業展開を見直した。基幹施設の検査データの精確度については、6月の全国臨床検査精度管理調査に加え、8月及び11月の年3回の精度管理調査を実施して評価した。② 基準検査室については、日本臨床検査薬協会との共同事業として、第3回基準測定操作法の技術の習得のための講習会を2月18日(土)、19日(日)に開催した。③ 血液形態標準化普及推進は、日本臨床検査標準協議会、日本検査血液学会と血球形態標準化合同WG を開催して、標準化に向けての最終案を策定した。④ 都道府県が実施している精度管理調査の臨床化学精度管理試料を平成28年度から日臨技が受託製造を開始した。⑤ 重点都道府県(10都道府県)で精度保証施設認証及びJCCLS共用基準範囲の取得・採用促進説明会を実施した。事業報告3

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