Pipette Vol.11 Spring 2016
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●グッジョブ・技師のお仕事対 談浦上克哉宮島喜文7気で、医療の現場では必ず出合う病気なわけです。高齢者の方の4人に1人ぐらいが認知症という時代になれば、別の病気で入院されている方でも、認知症を持っている場合もあるわけです。ですので、認知症に対する知識を持っていないと、たとえば生理検査をやっても、先ほどの私のように、指示に従っていただけなくて、ちゃんと検査が行えないということもあるので、認知症についてしっかり勉強していただきたいと思います。認定認知症領域検査技師というような、今までなかった分野を開拓して、自分でもやっていこうという若い学生を、1人でも増やしていきたいですね。早期発見のための嗅覚検査宮島 スタッフが用意してくれて、今、この対談会場に強いアロマの香りがします。先生が大学で研究開発されたものですね。浦上 疫学調査の中で、アルツハイマー型認知症の方は、臭いがわかりにくくなっていることに気がついて、その後、いろいろ研究を進めたところ、脳の海馬の記憶障害よりも先に、嗅覚の神経細胞が障害されるということがわかり、その研究結果は海外でも検証されて、間違いないといわれています。アルツハイマー型認知症は、神経変性疾患という分類に入る病気ですから、系統的に進行していくんです。まず嗅神経がやられて、次に海馬がやられるわけです。ですから、嗅神経の障害を早く見つけて、弱っている嗅神経を効果的に刺激することができれば、海馬への障害への進展をストップさせる可能性があるわけです。それで、私たちが着目したのがアロマオイルなのです。アロマの香りで嗅覚を刺激して、弱っている嗅神経をレスキュー(救済)してあげるというアプローチです。浦上式アロマオイル昼用夜用昼用・夜用のそれぞれの香りを使い分け、アロマの香りを継続的に楽しむことで、認知症の予防・改善がめざせます。ローズマリー・カンファ―はスペインやクロアチアが主産地で、神経毒性があるとしてなじみが薄いアロマですが、医療の分野では適量を用いることで神経細胞を刺激する効果が得られます。アロマはオーガニックで栽培された原料から抽出した100%の精油を用い、認知症研究を通じて得られた効果的な配合比率を適用した商品です。脳を活発にするために、交感神経を刺激するローズマリー・カンファーとレモンの香りを配合*午前中から昼頃にか けて、2時間以上の 使用がおすすめよく眠れるように、副交感神経を刺激してリラックスできる真正ラベンダーとスイートオレンジの香りを配合*就眠前に寝室に香り を満たし、そのまま 就眠中の使用がおす すめ※本品は医薬品ではありません。(「浦上式アロマオイル」で検索。 http://urakamistyle.jp)浦上式アロマペンダント(ステンレス製)浦上式エアリーフ(120分オートストップ・タイマー付)トリゴネリン効果 トリゴネリンは大脳皮質や海馬の「樹上突起」などの形成を促進する働きが報告されています。 コーヒー豆の天然成分トリゴネリンは、生豆を焙煎する段階で変質するため、独自の低温技術焙煎と氷温トリゴネリン成分熟成保存方法により、通常の2倍のトリゴネリンを含む「トリゴネコーヒー」は浦上理事長が監修に参画。ノンカフェインタイプもあります(「澤井珈琲」または「トリゴネコーヒー」で検索)。

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