Pipette Vol.19 Spring 2018
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12JAMTトピックス「臨床検査技師」って? 季刊誌 ピペット 発行月 平成30年4月 Vol. 19 春号 発行元 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会    〒143-0016 東京都大田区大森北4-10-7電話:03-3768-4722 FAX:03-3768-6722pipette@jamt.or.jpJAMTとはJapan Association of Medical Technologistsの略です。昭和27年に日本衛生検査技術者会という前身組織が設立されて以来、66年の歴史を有する職能団体です。★本誌を施設内のコーナーに常置して来館者の方に無料領布いただける施設を募集中です。http://www.jamt.or.jp/books/pipette/本誌のバックナンバーは電子ブックでお読みいただけます!ムラコニミ★認定病理検査技師認定検査技師 Vol.3最適な治療方針の確定のために、患者さんから採取された病変の組織や細胞から標本を作製し、顕微鏡でがんであるか否かを診断するのが病理・細胞診断です。これは最終診断として大きな役割を持っており病理専門医が担当しますが、正確な診断をするための標本を作製するのが臨床検査技師であり、さらに高い精度管理を中心とした責務を担うのが認定病理検査技師です。厳しい認定試験に合格後も資格の更新を続けることで、高い技術と最新の知識を維持しています。平成26年以降の認定者は700名を超え、第3期がん対策推進基本計画においては、認定病理検査技師を適正に配置するよう言及されています。さらに、がんゲノム医療関連施設や病理専門医研修認定施設での役割も期待されています。(K)日本臨床衛生検査技師会(日臨技)では、毎年、都道府県臨床検査技師会とともに、全国「検査と健康展」を開催しています。全国「検査と健康展」を開催日臨技が加盟する臨床検査振興協議会では11月11日を「臨床検査の日」と制定し、〝臨床検査が、病気の早期発見や早期治療につながる有用なものであることを知っていただくため〟の国民向け広報活動を行っています。平成25年度より、この活動に連携する形で、毎年11月を中心に、日臨技と都道府県臨床検査技師会は、全国「検査と健康展」を全国各地で主催しています。共催団体は日本臨床検査専門医会、臨床検査振興協議会となります。また、厚生労働省、日本医師会、日本看護協会、日本病院会、全日本病院会および臨床検査振興協議会加盟各団体から後援を得ています。平成29年度は、山口県を除く全国46都道府県で開催し、愛知県が中央会場となりました(前11ページにその様子を詳しく紹介)。平成30年度の中央会場は、東京都臨床検査技師会が担当します。全国「検査と健康展」では、生活習慣病の予防やがんの早期発見のために、定期的な健康診断の重要性を啓発するとともに、臨床検査についての理解を深めていただく目的から、認知症スクリーニングを含めた検査体験コーナー、検査専門医の協力も得た健康相談、検査項目や測定法などの説明コーナーも参加者から好評を得ています。加えて、ビデオ放映、ポスター掲示、各種リーフレットや本誌「季刊誌ピペット」の配布を行っています。会場によっては学童生徒向けのコーナーも設置して、ご家族で楽しめるイベントとしています。小冊子『「臨床検査技師」の仕事』は、電子ブックでもお読みいただけます。https://www.jamt.or.jp/kenken/le_2017/index.html#page=1

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