12JAMTトピックス平成31年３月30日から４月７日まで、名古屋市ポートメッセなごやで開催された「健康未来ＥＸＰＯ２０１９」（日本医学会主催）において、一般社団法人日本臨床衛生検査技師会は地元の公益社団法人愛知県臨床検査技師会（中根生弥会長）とともに臨床検査の啓発活動を展開しました。●健康未来ＥＸＰＯ２０１９ 「健康未来ＥＸＰＯ２０１９」は〝みて・ふれて・まなぶ医のテーマパーク〟をコンセプトにした、医と健康の総合博覧会であり、医療現場で活躍する医療従事者（医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、臨床工学技士、理学療法士など）とともに、職種体験ができる「まなびのまち」を担当しました。臨床検査技師ブースでは、健康の大切さや疾病予防の啓発および職業紹介として、６つの体験コーナーを企画しました。子どもたちは白衣を着て、臨床検査技師になりきって各体験に参加しました。また、「血液１滴のぞいてみよう！」では、赤血球や白血球、血小板などの各細胞のはたらきを知り、顕微鏡を通して別世界を体験しながら、臨床検査技師の役割や臨床検査の意義を学びました。９日間という長期間かつ最大規模のイベントで、将来の臨床検査技師に期待を寄せつつ、臨床検査の魅力を十分にアピールできました。子どもたちも、慣れない顕微鏡操作に苦労しながら、細胞の観察や超音波機器などの医療機器や器具に触れ、真剣な眼差しでスタッフの説明に耳を傾けるなど、大いに楽しんでもらえたものと思います。「臨床検査技師」って？ 季刊誌 ピペット 発行月 令和元年７月 Vol. 24 夏号 発行元 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会 〒143-0016 東京都大田区大森北4-10-7電話:03-3768-4722 FAX:03-3768-6722pipette@jamt.or.jpJAMTとはJapan Association of Medical Technologistsの略です。昭和27年に日本衛生検査技術者会という前身組織が設立されて以来、67年の歴史を有する職能団体です。★本誌を施設内のコーナーに常置して来館者の方に無料領布いただける施設を募集中です。http://www.jamt.or.jp/books/pipette/本誌のバックナンバーは電子ブックでお読みいただけます！ムラコニミ★認定一般検査技師制度認定検査技師 Vol.8尿や糞便検査、髄液検査は古い歴史のある検査で、本邦特有の「一般検査」という領域で発展してきました。特に尿沈渣検査では、標準化事業として多くの当会会員の尽力によって、日本臨床検査標準協議会の指針提案が認知されています。認定一般検査技師には、一般検査領域の検査材料を正しく取り扱う知識、検査技術を有し、後進の指導、育成を果すことのできることが求められ、日臨技の認定資格として最も早く２００６年に第１回試験が実施され、現在６００名の認定取得者が存在します。出題は一般検査のみでなく、関連する広い臨床知識を含めトピックス問題を入れるなど、時代性も出しています。今後より多くの認定技師が生まれることで、診療の最前線にある一般検査から安全・安心で質の高い医療への貢献が期待されます。（Ｔ）
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