Pipette vol.34 2022.1 Winter
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まれな血液型とはその血液型の人がおおよそ1%以下の血液型をいいます。みなさんが時々耳にする「Rhマイナス(Rh陰性)」とは日本人の約200人に1人がRhマイナスで割合的には「まれな血液型」ということになります。しかし病院で行う血液型検査や、献血時の検査で「D抗原」も調べているため、輸血が必要な時に血液が無いということが少ないことから「まれな血液型」の中には入っていません。まれな血液型は献血時の血液型検査や医療機関で行われる不規則抗体検査時に見つかります。見つかるといっても実際には専門の臨床検査技師がとても精密な検査を行うことで正確な血液型が判明します。日本人で見つかりやすいのはFy(という血液型ですがご興味のある方は調べてみてください。まれな血液型の方には赤十字血液センターや医療機関から「まれな血液型カード」や「輸血関連情報カード」といった名前のカードを渡されることがありますので、お持ちの方は医療機関を受診する際に提示していただくと医療機関ではとても助かります。いざという時のために、ご家族にもカードのコピーを渡しておくと安心ですね。「まれな血液型」(珍しい血液型) 血圧とは何かご存じですか? 心臓は血液を送り出すポンプのような役割をしていますが、心臓から送り出された血液が血管内を流れる時に血管の壁を押す力のことを血圧と言います。このことからもお分かりの通り、動脈硬化などによって堅くなった血管の壁を押すために大きな力が必要になり高血圧になってしまいます。臨床検査技師は一般的な血圧測定だけでなく、血管年齢検査(PWV/ABI)、超音波検査(頚動脈)など動脈硬化の指標となる検査を実施し皆様の健康をサポートしています。臨床検査技師とは…血圧臨床検査技師のつぶやきa- -J)1)、 Di(b)、 s-a-Rh式血液型のうち「D抗原」という血液型を持っていないことを表しています。、 r(ピペトンピペ子Pipetteマスコットキャラクター臨床検査技師のお仕事を広く周知させるべく誕生したマスコット。本誌に登場し、わかりやすく解説してくれます。

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