Pipette vol.43 2024.4 Spring
11/12

ベルトコンベアーのベルトの上を歩く方法「トレッドミル(写真1)」、自電車のペダルを漕ぐ方法「エルゴメーター」、階段を昇降する方法「マスター負荷心電図(写真2)」の3種類があります。それぞれ運動をしている間の心電図波形と血圧を測りながら、その推移を記録します。トレッドミルでは、一定の時間、その速度と傾斜角度を変化させることによって心臓に負荷をかけて、心電図の波形に変化が表れるか確認します。マスター負荷心電図では、二段の階段を用いて、規定のリズム年齢・性別・体重で決定て3分間階段昇降をしていただきます。普段には何も異常がない人でも、運動をしたり、仕事中でも急に胸の痛みや不整脈、呼吸苦などの症状が出ることがあります。このような症状を、運動をすることによって、意図的に誘発させることにより再現し、心臓の異常の有無を調べます。検査中に心臓が痛くなったりするので不安だと思いますが、検査の間は医師や臨床検査技師がそばに付き添っていますし、もし、不安なことがあれば遠慮なく相談しましょう。運動負荷心電図(うんどうふかしんでんず)13425     ()に合わせどんな検査なの運動負荷心電図検査でわかることはたらき具合を調べる検査です。その電気信号により描かれる波形をもとに、不整脈、心筋梗塞、心肥大などの病気を見つけるための検査です。ることで得られる心電図波形の変化によって、安静状態では見つけることのできない、隠れている心臓の病気を見つけるための検査です。労作性狭心症の診断などに有効です。他にも心筋梗塞などの虚血性心疾患、不整脈をともなう病気などもわかります。心電図検査は、心臓から発生する微弱な電気信号を記録して、心臓の運動負荷心電図は、運動して血圧や心拍数を上げ、心臓に負担をかけ10|Pipette胸部に心電図の電極、そして腕に血圧測定のための腕帯を装着します。ベルトコンベアーの上を歩行します。1分おきに血圧と心電図を記録します。3分おきに速度が速くなると同時に、ベルトコンベアーの傾斜もつきます(運動負荷が徐々にかかっていきます)。運動が終わったら、ベッドに休んでもらって心電図や血圧を記録します。運動する前(安静時)の状態を測定をします。検査の目標心拍数に達したり、検査を受けている人に自覚症状が現れたりする等、心電図や血圧の変化を見ながら検査します。心電図・血圧計をはずして検査は終了です。ベッドに仰向けになった状態と、立った状態で心電図と血圧を記録します胸痛などの自覚症状などが生じたら運動を中止します。そばに緊急用の医療用カート、カウンターショックなどの装備も備わっています。2段ある階段を昇り降りする前後で心電図を記録します。

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る