臨床検査技師のつぶやき〝ストレス〟という言葉は、元々は物理学で使われていた用語で、「外からかかる力によって物質にひ歪ずみが生じる状態」のことを云います。人の身体では、「外からの様々な刺激が負担として働くとき心身に生ずる変化」となります。ストレスはその要因となるストレッサーによって生じ、まず、脳の海馬で過去に経験したストレスの苦痛の程度や解決の困難性などが比較されたのち、大脳辺縁系に伝達され不安や不満、怒りや悲しみが出てきます。そして、抑うつ気分、不眠や食欲低下など心や身体にストレス反応が生じ、それを解決しようと頭や心は懸命に対応しますが、それでも、ストレッサーに耐え切れなくなった心と体は悲鳴を上げて、高血圧症、胃・十二指腸の出血や潰瘍、心筋梗塞などの病気を引き起こし、最後には抑うつ症状や無力感、希死念慮なども出現するようになります。日本の労働者の53・3%がストレスを感じています。一人ひとりが「自分のメンタルヘルスをセルフケア」し、職場の責任者は「ストレスのない職場作りと心のサポート」ができるスキルを持って、自分自身と周りの方の心と体の健康を守っていくことが大切です。臨床検査技師とは…超音波検査では、体の中に超音波(20kHz以上の人の耳には聞くことのできない高い音)を送信し、臓器や組織からはね返ってくる反射波(エコー)を映像化することで、体の中の状態を調べる事ができます。 そのため、超音波検査は〝エコー検査〟とも呼ばれています。検査する部位により、心臓超音波検査、腹部超音波検査、血管超音波検査、甲状腺超音波検査、乳房超音波検査などがあります。超音波検査「ストレスと病気」 1ピペ子ピペトンPipetteマスコットキャラクター臨床検査技師のお仕事を広く周知させるべく誕生したマスコット。本誌に登場し、わかりやすく解説してくれます。
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