「がん診療提供体制」の専門職に病理検査の追加を要望

9月10日
 栃木県那須塩原市の国際保健福祉大学病院を訪問し、厚生労働省の「がん診療提供体制のあり方に関するワーキングクループ」の構成員である黒田一病理診断科部長と面談をしてきました。

 今後の「がん診療提供体制」を検討する際に、病理検査に従事する臨床検査技師の職名をいただきたいとの要望を伝えることが目的でした。

 その後、話は病理検査だけでなく、広く臨床検査全般にまで及び、日本の臨床検査の将来について有意義な意見交換ができました。

 一日も早く、「病理認定技師」を誕生させ、専門看護師や認定薬剤師のようにわが国の医療政策に盛り込みたいものです。

 送迎をはじめ、礼節正しい病院の皆様の応対に感謝し、帰途に就きました。

(宮島喜一)

【メモ】

現在、厚労省が進めている、「がん対策推進基本計画」ならびに「がん診療提供体制のあり方に関するワーキングクループ」では、がん資料に従事する専門職として、放射線治療専門放射線技師、医学物理士、がん化学療法看護認定看護師ないしがん看護専門看護師、がん薬物療法認定薬剤師ないしがん専門薬剤師、細胞検査士の配置が望ましいと記載されているが、病理検査については記載されておらず、現在日臨技では厚労省資料への掲載と認定制度確立に向けて働きかけを行っています。

会長便り | 2013.10.01
pagetop