・脳波検査や神経伝導検査の対象となる疾患を多数紹介。 ・脳死判定や術中モニタリングなどの情報も盛り込み、神経 生理検査を担当する検査技師としての幅を広げます。 ・検査の基礎を学んだ後に必要となる臨床現場での実践知識 を得ることができます。

内容
神経生理学、臨床的知識、電気工学などの幅広い知識が求められます。本書では、難しくとっつきにくいと考えられがちなこれらの分野の基礎について初心者にもわかりやすく解説するとともに、脳波検査、睡眠検査、神経伝導検査、筋電図検査、誘発電位検査、経頭蓋磁気刺激検査など、検査実務で役立つ情報を満載しています。神経生理検査とはどのようなものなのか? どのようにすれば記録が行えるのか?
また、機器を上手に使うにはどのようにすればよいのか?最新の知識と方法をできるだけ多く盛り込み、検査業務の中でぶつかる疑問に答えます。
本書のポイント
・脳波検査の手順、電極配置から正常脳波と異常脳波の鑑別まで網羅。
・脳神経筋系の解剖生理学的基礎知識をシンプルかつ体系的に学べる。
・脳磁図検査、光トポグラフィ検査などの検査法や術中モニタリングまで広く解説。
・アーチファクトの影響を受けずに正しい検査結果を導き出すコツを会得。
・脳波検査、誘発電位検査、神経伝導検査をイチから学びたい方に最適。
目次
1 章 人体の機能と構造,神経系検査の基礎
1. 1 神 経
1. 2 末梢神経
1. 3 中枢神経
2 章 脳波検査
2. 1 脳波検査の基礎
2. 2 正常脳波
2. 3 異常脳波
3 章 睡眠障害についての疾患と検査法
3. 1 睡眠ポリグラフ検査
3. 2 反復睡眠潜時検査
4 章 誘発電位検査
4. 1 誘発電位検査総論
4. 2 聴性脳幹反応
4. 3 短潜時体性感覚誘発電位
4. 4 視覚誘発電位
4. 5 事象関連電位
4. 6 交感神経皮膚反応
4. 7 経頭蓋磁気刺激の基礎
5 章 神経伝導検査
5. 1 神経伝導検査の基礎
5. 2 上肢神経伝導検査
5. 3 下肢神経伝導検査
5. 4 神経伝導検査の対象となる代表的疾患
6 章 針筋電図検査
6. 1 針筋電図検査の基礎と実際
7 章 術中モニタリング
7. 1 術中モニタリングの基礎知識
7. 2 術中モニタリングの検査法
8 章 脳死判定
8. 1 遵守する項目
8. 2 法的脳死判定記録を行うためのポイントと検査法
8. 3 脳死判定の報告
9 章 その他の神経生理検査
9. 1 脳磁図検査
9. 2 光トポグラフィ検査―近赤外線分光法
10 章 神経生理検査におけるBME
10. 1 神経生理検査のME 機器
10. 2 医用室・検査環境
10. 3 安全対策
著者名 | 監修: 一般社団法人日本臨床衛生検査技師会 |
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出版年月日 | 2015年8月28日流通開始 |
ページ数・判型 | 261頁 |
価格(消費税含む) | 5,060円 |