公益目的事業

新公益法人制度の施行に伴い、平成24年3月23日内閣総理大臣より認可を受け、平成24年4月1日付けで設立登記を完了し、一般社団法人日本臨床衛生検査技師会として新たに出発しました。
当会は臨床検査技師の職能団体として臨床検査技師並びに衛生検査技師の制度・身分の確立や学術・検査技術向上のために研鑽を重ねる目的を有しながらも、国民の健康増進及び公衆衛生の向上に寄与する、1.臨床検査精度保障事業(標準化事業)、2.臨床検査精度管理事業(調査事業)を公益継続事業として、一般社団法人として認められました。

1.精度保証施設認証と検査標準化

本事業は移行法人として当会が公益目的で行う継続事業1に相当します。

精度保証施設認証は、認証取得1,000施設を目標として、毎年啓発活動を行い年々施設数が増加しました。
日本臨床検査標準協議会(JCCLS)と本認証審査を連携して行うとともに、JCCLS共用基準範囲の策定協力と普及啓発に取り組みました。
血球形態標準化、尿沈渣における赤血球形態の標準化の普及促進に努め、免疫血清検査におけるハーモナイゼーションについて着手し、基幹施設の検査データの精確さ評価を継続して実施しています。

精度保証認証施設数1,000を目指して

精度保証施設認証制度は、当会主催の事業に参加し、標準化され、かつ精度が十分保証されていると評価できる施設に対して、精度保証施設として認証する制度です。

2.精度管理調査

本事業は移行法人として当会が公益目的で行う継続事業2に相当します。

「いつでもどこでも」同じ検査結果が得られることは国民の健康維持増進においても欠かせません。
当会は半世紀以上にわたり、この目的の実現に取り組んできました。参加施設数は国内最大規模の臨床検査精度管理調査事業となりました。この精度管理調査をベースに精度保証施設認証制度を構築することができました。

臨床検査精度管理調査

当会の精度管理調査は、昭和40年(1965年)に第1回臨床検査精度管理調査を実施してから50年以上の歴史を積み重ね、全国規模の外部精度管理調査では唯一、臨床検査の全分野を網羅した精度管理調査となりました。
毎年約4,000施設からの参加があります

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