
日本臨床衛生検査技師会
代表理事会長 横地常広
令和6年・7年度日臨技会長に就任いたしました「横地常広」です。どうぞよろしくお願いいたします。会長候補者選挙で掲げた公約「会員とともに考え、会員とともに挑む」をスローガンに、会員の皆様方のご理解とご支援をいただきながら役割を果たしてまいります。
具体的には、
@ 会員の方々の声に耳を傾け、できるだけ多くの会員のもとへ自ら足を運び、会員と顔の見える関係性を築くこと
A 会員の抱える不安、ご意見を真摯に受け止め会員とともに考える
B 大きく変わり始めている医療環境に対して会員とともに挑む
そのためには、日臨技が進める事業の方向性や事業運営の意図を理解していただくため、一人でも多くの会員に向けて伝える(情報提供など)努力を惜しまないことを活動の原点に据えて努めてまいります。
さて、医療を取り巻く環境は今後も厳しいと言わざるを得ません。国が示す人口推計からも2040年に向けて少子高齢化、総人口の減少が一層進み、医療費の抑制に向けた施策が今後も進められることが推測されます。また、近年著しい技術革新が進み、医療機関における検査室のあり方も大きく変わろうとしています。会員の皆様方には、我々の根幹である「品質保証された検査データの迅速な報告体制」を確保した上で、新たな技術の導入などを進め検査室内の効率化を目指し、検査室の枠を超えて検査の専門性を活かすとともに、病院スタッフの一員として他の医療職種と互いに業務を補完し合うことのできるメディカルスタッフとして活躍していただきたいと思います。
日臨技は、良質かつ適正な医療を提供するための知識・技術の研鑽に向けた研修会、学会などの開催、会員一人一人の「自己キャリアプラン」を支える体制の強化に努めるとともに、行政府、他団体に対する渉外活動にも積極的に取り組み「臨床検査技師」として10年後、20年後も働き続けることのできる環境を整えるために、身分法などの法整備、職域拡大、処遇改善に向けた活動を展開してまいります。会員の皆様方には、日臨技事業にご理解とご協力をいただき、「新たな場所」に「新たな価値」を生み出し、メディカルスタッフの一員として、広く国民に認知していただける臨床検査技師を目指して共に頑張りましょう。