最新情報も解説し、技師を目指す学生、いま現場で臨床一般検査に従事する技師に役立つ教本を目指しました!

978-4621301388

内容

 本書は、JAMT技術教本シリーズとして2012年に刊行された「一般検査技術教本」の後継書です。尿、便、髄液、穿刺液、精液、寄生虫と、臨床一般検査室で取り扱う検体検査をほぼ網羅した構成で、検体ごとに臨床的意義や基礎知識、測定法などをわかりやすく示しました。4章 尿沈渣検査は各主成分の特徴を明確にとらえられるよう、写真を豊富に掲載したアトラスになっています。さらに糸球体上皮細胞や丸細胞など、最新情報も解説し、技師を目指す学生、いま現場で臨床一般検査に従事する技師に役立つ教本を目指しました。
一般検査技術は患者にやさしく、かつ多くの臨床診断に有用な結果を得られる素晴らしい臨床検査技術といえます。本書はこの検査技術について理解を深めるために最適な1冊です。

<本書のポイント>
・現役の臨床検査技師が中心になって執筆した「臨床検査技師による臨床検査技師のための技術教本」。本文解説、臨床現場での疑問に答えるQ&A、参考情報、検査室ノートなどに、現場で得た技術・経験が豊富に盛り込まれています。
・最新のデータ・機器をもとに執筆されています。

目次

目次
A. 尿検査
1章 尿検査の基礎
 1.1 腎・尿路系の基礎
 1.2 尿の採取方法と採尿の種類
 1.3 尿試験紙法

2章 尿の外観的検査
 2.1 尿の外観的検査

3章 尿検査各論
 3.1 尿pH、比重、浸透圧検査
 3.2 尿蛋白検査
 3.3 尿潜血反応
 3.4 尿糖(尿グルコース)検査
 3.5 尿ケトン体検査
 3.6 尿ビリルビン、ウロビリノゲン検査
 3.7 尿白血球検査
 3.8 尿中食塩検査
 3.9 尿中細菌検査
 3.10 先天性代謝異常症スクリーニング検査
 3.11 その他の検査

4章 尿沈渣検査
 4.1 尿沈渣検査の基礎
 4.2 尿沈渣の分類法

5章 尿の自動分析装置
 5.1 尿の自動分析装置

B. 便検査
6章 便検査
 6.1 便中ヘモグロビン検査
 6.2 便中脂肪染色検査

C. 髄液検査
7章 髄液検査の基礎
 7.1 臨床的意義
 7.2 基礎知識
 7.3 髄液検査法
 7.4 髄液検査の症例とアトラス

D. 穿刺液検査
8章 体腔液検査
 8.1 穿刺液検査(胸水、腹水、心嚢液)
 8.2 関節液検査
 8.3 CAPD排液検査

E. 精液検査
9章 精液検査
 9.1 精液検査の基礎
 9.2 精液検査法
 9.3 アトラス

F. 寄生虫検査
10章 寄生虫検査
 10.1 寄生虫検査の基礎
 10.2 寄生虫検査法
 10.3 寄生虫各論
 10.4 昆虫・ダニ類媒介疾患、その他

著者名監修:一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
出版年月日2017年4月7日流通開始
ページ数・判型242頁 A4判
価格(消費税含む)3,850円
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