標準化の推進や精度保証の実践に不可欠な一冊

内容

 臨床検査を行う施設は、検査結果がどれだけ信頼性が高いものかを常に チェックしなければなりません。その信頼性には、施設内での担当者や機 器によるばらつきと、施設間でのばらつきがあります。こうしたばらつき を少なくし、測定の信頼性を上げるのが精度管理です。精度管理には、同 じ管理検体(コントロール)を使用して、施設内で毎日測定して評価する内部精 度管理と、多くの施設間で同一管理検体を測定して評価しあう外部精度管理が あります。
社団法人日本臨床衛生検査技師会は、全国規模の精度管理調査として40年の歴史を重ねており、参加施設も年々増加して、主要施設を網羅するまでになりました。さらに全国規模の臨床検査データ標準化・共有化実現を目指し3カ年計画で取り組んできました。
本書は、その集大成といえるもので、国際標準化の動向を背景に、臨床検査の信頼性を維持・向上するための新しい精度マネジメント体系と手順・手法を具体的に整理した教本です。

目次

I. 総論
II. 基礎編
III. 各論編
IV. 実践編
V. 資料

著者名(一社)日本臨床衛生検査技師会
出版年月日2022年8月1日 3刷
ページ数・判型256ページ A4版
価格(消費税含む)5,238円(会員価格 3,667円)
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